ゴルファーが旅程を組むとき、チェンマイはバンコクの陰に隠れがちです。ですが、それは実にもったいない話。タイ北部最大の都市であるチェンマイでは、まさにひと味違うゴルフ体験が待っています。涼しい空気、森に覆われた山々と広い渓谷を背にしたコース、そして4時間のラウンドが首都のどこよりもずっとゆったりと感じられる、穏やかな時間の流れ。
チェンマイのゴルフが違う理由
最大の違いは気候です。バンコクが海面近くに位置するのに対し、チェンマイは標高約300メートルにあり、2,500メートルを超える山々に囲まれています。この標高のおかげで、朝は目に見えて涼しく、涼季の湿度も低く、背景の景色ははるかに印象的になります。
地形はコース設計にも表れます。バンコクのゴルフ場が主に平坦で池などのウォーターハザードを配するのに対し、チェンマイのコースは渓谷や丘陵の自然な起伏を活かした設計です。高低差が大きく、木々に縁取られたホールが続き、タイのほかの地域ではまず再現できない眺めが広がります。
混雑も控えめです。チェンマイを訪れるゴルフ観光客はホアヒンやパタヤ、プーケットより少ないため、ティータイムを確保しやすく、ラウンドもゆったりとしたペースで進みます。
ゴルフのベストシーズン
11月から2月が絶好のシーズンです。涼季は日中の気温が20度台前半から半ばで、湿度も低く、雨もほとんど降りません。
3月から5月は暑く(35度超え)、3月と4月は農作物の野焼きによる煙(スモークシーズン)で大気質が悪化することがあります。それでも早朝6〜7時のティータイムなら十分にプレーできます。出発前に大気質指数(AQI)を確認しておきましょう。
5月から10月はモンスーンの季節です。午後は雷雨が多いものの、午前中のラウンドはたいてい問題ありません。オフシーズンにはグリーンフィーが下がることもあります。
コースで知っておきたいこと
グリーンフィーはコースや曜日、シーズンによっておおむね1,500〜5,000THB以上と幅があります。チェンマイのコースは、この価格帯の中では中位に収まりがちです。
キャディーは必須というコースがほとんどです。キャディーフィーは通常300〜500THBで、ラウンド終了時にキャディーへ200〜300THBのチップを渡すのが一般的です。
ドレスコード: タイのすべてのコースで、例外なく襟付きシャツが求められます。ショートパンツはおおむね問題ありません。
ベストなティータイム: 最も暑い時間帯を避けるため、一年を通して6〜9時がおすすめです。
ゴルフとチェンマイ観光を組み合わせる
チェンマイを選ぶ最も大きな理由の一つは、街そのものにあります。旧市街は堀に囲まれた1平方キロメートルほどの区画に30を超える寺院が集まり、山の上に立つドイステープ寺院は、ゴルフ抜きの半日観光だけでも、たいていの1週間のリゾート滞在をしのぐ充実ぶりです。
食の魅力も、訪れる十分な理由になります。北タイ料理(カオソーイ、サイウアソーセージ、ナムプリックヌム)は、バンコクの料理とは一線を画します。ウアライ通りの日曜・土曜のナイトマーケットは、旅の予定を合わせてでも訪れる価値があります。
チェンマイへのアクセス
飛行機: バンコクのスワンナプーム空港(BKK)とドンムアン空港(DMK)から直行便があります。飛行時間は約1時間。タイ航空、バンコク・エアウェイズ、エアアジア、ノックエアが毎日多数運航しています。
夜行列車: フアランポーン駅発の北本線(ノーザンライン)を利用すれば、1等寝台車で約12〜13時間。快適で車窓の景色も楽しめます。
陸路: バンコクから約8時間。ドライブ旅行なら選択肢になりますが、ゴルフ主体の旅程には向きません。
*交通機関の運行スケジュールや所要時間は変わることがあります。ご予約時に最新の情報をご確認ください。*
ポイントまとめ
- チェンマイは、バンコク近郊のゴルフに比べて気温が涼しく、山の景色が広がり、混雑も控えめです
- ベストシーズンは11月から2月。3〜4月は農作物の野焼きによる煙が大気質に影響することがあります
- キャディーは必須で、グリーンフィーは1,500〜5,000THB以上、キャディーへのチップは200〜300THBが一般的です
- バンコクからは直行便で約1時間。チェンマイはどんなタイ旅行にも組み込みやすい行き先です
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